
「コンサルなのに、話すのが得意じゃない……」
そう悩んでいませんか?
あなたのように頭で整理して話すタイプの人ほど、
いざクライアントの前に立つと“うまく伝わらない”
そんな場面に直面しやすいんです。
実は「話す力」って、単なる説明力やプレゼン技術だけじゃありません。
特にコンサルとして成果を出したいなら、
雑談やアイスブレイクも含めた「話し方の引き出し」を増やすことが
クライアントとの信頼関係を築く上で、ものすごく重要です。
僕自身、ネットマーケティングの現場でたくさんのクライアントと接してきましたが、
成果を出すコンサルに共通するのは、意外にも“雑談力”なんですよね。
Contents
「話す力」は論理より“距離感”で決まる
あなたは、「ちゃんと説明しなきゃ」と思うあまり、
つい会話が堅苦しくなっていないでしょうか?
コンサルという仕事は、正しい答えを提供すること以上に、
クライアントと同じ目線で課題を共有する姿勢が大切です。
そのためには、「マーケ思考」を土台にした柔らかい会話、
つまり“雑談”が場をあたためるんです。
たとえば、「最近どんな広告が気になりました?」とか
「社内でSNSってどんな扱いですか?」といった
カジュアルな問いかけが、結果的に課題の核心に近づくこともあります。
雑談力は鍛えられる。“引き出し”の作り方
「自分には雑談なんてムリです」と思うかもしれませんが、
実は雑談力も“鍛え方”を知れば、誰でもスキルとして身につけられます。
ポイントは3つです。
①トピックのストックをつくる
マーケティングのニュース、業界の話題、
趣味やトレンドなど、5~10個のネタをあらかじめ用意しておくと、
どんな場面でも会話のスタートが切りやすくなります。
僕のおすすめは、SNSやYouTube広告に関する話題。
特にコンサルをしているなら、「他社の事例」は強力な引き出しになります。
②相手の“反応”を読み取る
コンサルとして必要な話す力は、“伝える力”以上に“感じる力”です。
雑談をしていて相手が目をそらしたり、リアクションが薄かったら、
すぐに話題を切り替える判断が必要です。
逆に、相手が身を乗り出して話し始めたら、
そこが深掘りポイント。
クライアントの本音は、雑談の中にこそ出てきます。
③会話の“オチ”は用意しない
真面目な人ほど、会話にも結論や正解を求めがちです。
でも雑談では、話を途中で終わらせても大丈夫。
むしろ、正論よりも共感やリアクションのほうが、
信頼構築につながります。
雑談から成果へ──コンサルの未来は“聞き方”と“話し方”の両輪で
最終的にコンサルの成果を左右するのは、
どれだけ深くクライアントの内側に入り込めるかです。
その第一歩が、雑談という名の「人間関係づくり」。
あなたがどれだけ素晴らしい提案を持っていても、
“話す力”が足りなければ、その価値は相手に伝わりません。
逆に、ちょっとした雑談の中で相手の悩みや本音を引き出せれば、
提案内容の精度も上がるし、納得感も高まります。
最後に:話し方の引き出しは武器になる
「雑談=ムダ話」と切り捨てていたら、もったいないです。
マーケ思考に基づいた雑談力こそが、これからのコンサルには必要です。
あなたもぜひ、話し方の引き出しを意識して、
少しずつ雑談力を“鍛える”時間をつくってみてください。
それが、あなたのコンサルとしての価値を一段引き上げてくれるはずです。




