
数字が追えないSNS運用はもう古い!自社運用を伸ばすKGI×KPI設計の鉄則
SNS自社運用の「成果が見えない」悩み、ありませんか?
SNSを自社運用していると、「投稿しているのに成果がわからない」
「上司に“で、何の効果があるの?”と聞かれて答えられない」
そんな経験、きっとあなたにもあると思います。
実は、SNS自社運用でこの“数字が追えない”状態を放置してしまうと、
努力が成果に結びつかないばかりか、社内での評価も下がってしまいます。
原因の多くは、SNS自社運用におけるKGI(最終目標)とKPI(中間指標)を
正しく設計できていないことにあります。
マーケティングの現場では、「KGIなくして戦略なし」と言われるほど、
KGI設計は重要です。
SNS自社運用でも同じで、KGIを明確にすることで、初めて投稿内容・
運用体制・分析方針が一貫します。
KGIとは何か?SNS自社運用での位置づけを明確にする
KGIとは、「最終的に達成すべきゴール(Key Goal Indicator)」を意味します。
つまり、SNS自社運用で“最終的に何を実現したいのか”を数値で表した指標です。
たとえば、
- SNS経由での売上を前年比150%にする
- SNSからの採用応募数を月10件にする
- SNS発の商談リードを年間300件創出する
このように、経営や事業目標に直結するものがKGIです。
「フォロワー数」や「いいね数」は重要な指標ではありますが、
KGIそのものではありません。
SNS自社運用の目的を“成長のための手段”として捉えるなら、
KGI=会社としてSNSで達成したい最終成果を定義する必要があります。
KPIとどう違う?SNS自社運用における指標設計の考え方
KPI(Key Performance Indicator)は、KGIを達成するための途中経過を測る指標です。
SNS自社運用では、KPIは日々の運用改善を導く「コンパス」のような役割を持ちます。
例えば、
- 投稿のエンゲージメント率(KPI)を上げることで、応募数(KGI)を増やす
- リンククリック数(KPI)を増やして、資料請求(KGI)に繋げる
このように、KPIはKGIを実現するための行動レベルの目標として機能します。
つまり、KGIが「目的地」、KPIが「道筋」です。
SNS自社運用の現場では、KGIとKPIが混同されがちですが、
ここを明確に切り分けるだけで、成果の見える化が一気に進みます。
SNS自社運用でKGIを設定する3つのステップ
では、具体的にどのようにKGIを設計すればよいのでしょうか。
ネットマーケティングの専門家として、私は次の3ステップを推奨しています。
① 目的を“経営課題”に紐づける
SNS自社運用を始めた目的が「なんとなく発信」になっていませんか?
まず、会社全体の目標(売上・採用・ブランドなど)を明確にし、
そこにSNSがどんな貢献をするのかを考えましょう。
② 数値でゴールを定義する
「認知を広げたい」では曖昧すぎます。
たとえば「SNS経由の問い合わせを月5件に増やす」など、
具体的かつ測定可能な数値で設定します。
③ KGIに連動するKPIを決める
KGIを達成するために、どんな日々の行動が必要かを分解します。
例えば、「週3投稿」「CTR(クリック率)3%以上」など。
KPIを細分化することで、運用チーム全員が動きやすくなります。
SNS自社運用のKGIを「社内に浸透」させるコツ
KGIを設定しても、チーム全員が理解していなければ意味がありません。
よくあるのが、SNS担当者だけが目標を追っていて、
他部署や経営層がその重要性を認識していないケースです。
この課題を解決するには、
KGIを定期的に共有し、経営層と現場の視点を一致させることが重要です。
月次レポートで「KPI→KGI」の進捗を見える化し、
成果の“物語”を伝えると社内理解が進みます。
成果を生むSNS自社運用は「数字で語れる」チームがつくる
最終的にSNS自社運用で成果を上げている企業は、
どこも“感覚的な運用”から脱却しています。
感覚ではなく、KGIとKPIという数字の言語で戦略を語るチームです。
逆に、数字の裏付けがないSNS運用は、改善の方向が見えず、
結果として時間もコストも無駄にしてしまいます。
KGIを設計し、KPIで日々のアクションを最適化する。
このサイクルを回すことで、SNS自社運用は確実に成長します。
まとめ:KGIを軸にSNS自社運用を「経営の武器」に変えよう
SNS自社運用で成果を最大化するには、
まずKGIを明確にすることがすべての出発点です。
数字で追えるSNS運用は、経営と現場をつなぐ最強のツールになります。
感覚的な発信から脱却し、KGIを軸にした戦略的なSNS自社運用へ——
あなたの会社のSNSが、次のステージへ進むきっかけになります。




