
「うちもインフルエンサーを使ったけど、
全然バズらなかったんだよね…」
あなたも、そんな声を耳にしたことがありませんか?
もしくは、実際に自社でもそんな経験をしたことがあるかもしれません。
インフルエンサーの選び方を間違えると、どれだけ予算をかけても成果につながりません。
むしろ、ブランドイメージを損ねてしまうリスクすらあります。
この記事では、ネットマーケティングの専門家として、企業の失敗事例をもとに「インフルエンサーの選び方」で陥りがちなNGパターンをわかりやすく解説します。
「なぜうまくいかなかったのか?」を知ることで、あなたは次の選定で大きな成果を得られるはずです。
Contents
よくあるNGパターン①:フォロワー数だけでインフルエンサーを選ぶ
まず最も多い失敗が、「フォロワー数=影響力」と思い込むことです。
たとえば、とある中小企業が10万人フォロワーの美容系インフルエンサーにPR依頼をしたケース。
投稿は華やかでフォロワーも多いのですが、商品との親和性が薄く、売上にはまったくつながりませんでした。
インフルエンサーの選び方では、フォロワーの属性やエンゲージメント率が重要です。
つまり「誰に届いているのか?」が成果を分けるポイント。
ですので、フォロワー数だけに目を奪われず、分析ツールなどを活用してフォロワーの質にも目を向けるべきです。
よくあるNGパターン②:ブランドの世界観と合っていない
選び方のもうひとつの落とし穴が、ブランドイメージとのズレです。
ある高級アパレルブランドが、派手なパーティー系インフルエンサーに依頼したことで、
「安っぽくなった」と既存顧客からの批判が殺到しました。
たとえ人気のあるインフルエンサーでも、ブランドのトーン&マナーと合っていなければ、逆効果になってしまうのです。
あなたの企業が持つ「価値観」や「伝えたい世界観」を、しっかりと共有できる人を選ぶこと。
それこそが、ブランディングにおいて最も大事な視点です。
よくあるNGパターン③:目的が曖昧なまま起用している
「なんとなく流行っているから」「上司に言われたから」
このような理由で起用されることも意外と多いのが実情です。
インフルエンサーの選び方において、PRの目的を明確にしないまま進めるのは非常に危険です。
ある飲料メーカーでは、「とりあえず有名な人にお願いしたけど、結局何を訴求したかったのか社内でも不明だった」という失敗例もありました。
まずは、認知拡大なのか、購買促進なのか、それともファンづくりなのか。
目的ごとに選ぶべきインフルエンサーのタイプは異なります。
明確なゴール設定がなければ、せっかくの予算も活かしきれません。
よくあるNGパターン④:PR投稿が不自然で炎上リスクに
もうひとつ見逃せないのが、PR投稿の“違和感”です。
実際に、過去には「普段全く使っていないのに突然絶賛する投稿」をしたことで、
「ステマじゃないの?」と炎上してしまったケースもあります。
インフルエンサーとの連携においては、選び方だけでなく、PRのやり方そのものも重要。
ナチュラルに見える導線を設計し、無理のない商品紹介をしてもらうことが信頼の鍵です。
信頼を築きたいのであれば、1回のスポット投稿ではなく、継続的な関係性の構築も検討しましょう。
失敗しないインフルエンサーの選び方とは?
ここまでで、ありがちなNGパターンは把握できたかと思います。
では、どうすれば失敗せず、企業の成果につながるインフルエンサー選定ができるのか。
そのポイントは、次の3ステップです。
- 目的を明確にする(認知拡大・購買促進・ファン形成など)
- 自社のブランドや商品に合う価値観を持った人を探す
- フォロワーの属性や投稿の実績をしっかり分析する
さらに、選定後も「どんな投稿が適しているか」を話し合える関係性を築くことが、
成功への近道になります。
まとめ:NG事例を知れば、次の選び方が変わる
インフルエンサーの起用は、今や企業にとって重要なマーケティング手段です。
だからこそ、選び方を間違えると、せっかくの施策が逆効果になるリスクも伴います。
今回ご紹介したようなNGパターンに陥らないよう、事前にチェックリストをつくっておくこともおすすめです。
もし今、「インフルエンサーの選び方がわからない…」と感じているなら、まずは目的を見直し、
そこからじっくりと候補者を探していきましょう。
その丁寧なプロセスこそが、企業をバズらせ、ファンを増やし、ブランドを強くする鍵なのです。




