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「インフルエンサーとの契約内容」──そこ、なんとなくで進めていませんか?
最近、SNSでのプロモーションを担当しているあなたも、
「インフルエンサーに依頼したけど、思った成果が出なかった」
「投稿内容が事前の話と違っていた」
そんな経験はありませんか?
実はこの悩み、インフルエンサーとの契約内容があいまいなまま
進めてしまったことが原因であるケースが非常に多いです。
特に、口約束やDMだけで条件を決めてしまうと、
トラブルや炎上の火種になることも少なくありません。
でも大丈夫です。
この記事では、ネットマーケティングの専門家として、
あなたが安心してインフルエンサーと協働できるよう、
契約前に必ずチェックすべきポイントを分かりやすくまとめました。
インフルエンサー契約内容を明確にするべき理由
トラブルの8割は「契約内容の曖昧さ」から生まれる
「投稿の回数が違う」「報酬が支払われない」「イメージと違う写真だった」
こうした問題の多くは、インフルエンサー契約内容を文書で明確にしていない
ことから発生しています。
特にSNSの現場ではスピード感が求められるため、
ついDMやチャットで「とりあえずお願い!」と進めてしまいがちです。
しかし、企業にとってSNS投稿は“広告”と同じ扱いになります。
そのため、法的な観点からも契約書を交わすことは必須です。
インフルエンサー契約内容チェックリスト【保存版】
① 投稿内容・形式を細かく指定する
まず押さえたいのは、投稿内容の具体性です。
「写真1枚+ハッシュタグ3個」など、フォーマットを明確にすることで、
後から「思っていたのと違う」というすれ違いを防げます。
また、ステマ規制の観点から、PR表記をどこに入れるかも
明記しておくことが重要です。
② 納期・スケジュールを明文化する
SNS投稿のタイミングは、キャンペーンの成功を左右します。
そのため、契約書には「いつまでに」「どの媒体で」「何回投稿するか」
を明記しましょう。
また、万が一の遅延に備えて、再投稿や差し替えの条件も
記載しておくと安心です。
③ 報酬の支払い条件を明確に
「報酬は投稿後に支払うのか」「成果に応じて変動するのか」など、
支払いのタイミングと方法をはっきりさせましょう。
とくに個人インフルエンサーの場合、企業側の支払いフローとの
ずれが起こりやすいため、事前合意が欠かせません。
④ 画像・動画の二次利用の権利を確認
インフルエンサーが撮影した写真や動画を、自社サイトや広告に使いたい場合、
著作権と使用許諾についての記載が必要です。
口頭のやりとりだけでは、後から「使わないでほしい」と言われることも。
「どこまで利用できるか」を明確にしておくことが大切です。
⑤ 炎上・不祥事時の対応ルールを定める
どんなに影響力のあるインフルエンサーでも、
過去の投稿や言動が問題になるケースはあります。
そのため、炎上時の投稿削除や契約解除の条件を
事前に決めておくことで、企業ブランドを守ることができます。
契約書の作成は「信頼関係を壊す」ことではない
インフルエンサーと契約内容を文書化すると、
「信頼されていないのでは?」と感じる方もいます。
しかし、実際はその逆です。
契約書があることで、お互いの期待値が明確になり、
余計な誤解やトラブルを防ぐことができます。
信頼関係を築くためにも、契約内容の明文化は欠かせません。
まとめ|口約束に頼らず、プロとしての契約を
インフルエンサーとの契約内容をしっかり固めることは、
リスクを減らすだけでなく、より良いコラボを実現する第一歩です。
契約は“信頼を守るための約束”であり、
お互いのビジネスを尊重する行為でもあります。
ネットマーケティングの現場ではスピードが命ですが、
焦って進めてしまう前に、今日お伝えしたチェックリストを
しっかり確認してください。
それが、あなたのブランドとインフルエンサー双方を守る、最も確実な方法です。




