Z世代に刺さる！

インスタ採用を成功させた企業アカウント事例まとめ

採用してもミスマッチ…その原因、SNSにあるかもしれません

「求人を出しても反応が悪い」「若手が定着しない」
そんな採用の悩み、あなたも感じたことはありませんか？
特にZ世代へのアプローチに苦戦している企業は少なくありません。

今、インスタ採用に取り組む企業が増えています。
そして、実際の事例を見ると、しっかりとZ世代に刺さる投稿で
応募数・質ともに向上している企業があるのです。

でも、「うちの業種じゃ難しそう」「やってるけど効果が出ない」
という声もよく聞きます。

そこで今回は、インスタ採用でZ世代の心をつかんだ企業の事例を
具体的にご紹介しながら、採用成功のヒントをお伝えします。

まず、Z世代とは1990年代後半〜2010年頃に生まれた世代のこと。
彼らはスマホネイティブであり、情報収集の中心は検索エンジンよりもSNSです。

企業がどんな考えで、どんな人が働き、どんな雰囲気か。
それを判断するために、Z世代はインスタ採用の投稿をチェックします。
つまり、インスタは“企業の履歴書”のような存在なのです。

これを活用しない手はありません。
むしろ、インスタ採用に力を入れている企業ほど、Z世代に選ばれる傾向があります。

東京都内の中堅IT企業は、フォロワー数こそ多くなかったものの、
社員の素顔やランチ、オフィスの雰囲気など“日常”を投稿。
採用サイトでは伝えられない温度感が伝わり、
応募時点で「この人たちと働きたい」と感じたZ世代が多かったそうです。

実際、このインスタ採用経由で入社した新卒は半年以内の離職ゼロ。
事前にリアルを知ってもらう重要性が、はっきりと証明された事例です。

ある飲食企業は、インスタ採用を単なる宣伝ではなく、
「この会社にいると楽しそう！」と思ってもらうことに特化しました。
社員が踊るリール動画、裏メニュー開発の様子、店長の誕生日ドッキリなど、
遊び心とリアルな関係性を投稿し続けたところ、
フォロワー数が1年で約5倍に。

そこから「この企業で働いてみたい」とDMでの応募が増え、
今では年間応募者の4割がインスタ採用経由というから驚きです。

物流と聞くと、堅くて重労働なイメージが先行しがちです。
しかしこの企業は、新人社員が自ら投稿内容を企画し、
“ゆるい現場”と“リアルな教育体制”をストーリーで見せる工夫をしました。

結果的に、求人広告よりも信頼性があるという声が応募者から集まり、
ミスマッチが激減。
このインスタ採用の事例から、「発信者を現場側にする」という手法の
強さがよくわかります。

Z世代は、うわべだけの言葉に敏感です。
企業アカウントでも、本音や裏側、葛藤を正直に出すほうが信頼されます。
綺麗に整えすぎず、「うちもこんなことあるよ」と伝えるだけで響く投稿になります。

例えば、ただのオフィス紹介ではなく、
「この席に座るのは1年目の●●さん。毎日コーヒーを淹れるのがルーティン」など、
読み手が“自分が働いている姿”を想像できるストーリーにすると効果的です。

企業アカウントの事例では、1人の社員にフォーカスした投稿が
最もエンゲージメントが高かったという結果もあります。

マーケチームや人事が無理にインスタ採用をリードするより、
現場社員や若手に運用を任せた方が共感が得やすいです。
先ほど紹介した企業の事例の多くも、
「現場の人が作った投稿だからこそ刺さった」と話しています。

インスタ採用は、Z世代にとって企業を知る最初の接点であり、
働くかどうかを決める判断材料そのものです。

紹介した事例からもわかるように、
“映える”かどうかよりも、どれだけリアルで、どれだけ信頼できるかが
重要になっています。

もしあなたが、採用に苦戦していたり、Z世代との距離感を感じているなら、
まずは社内の何気ない日常を切り取るところから始めてみてください。

きっと、「この企業、なんかいいな」と思ってくれる人が現れますよ。