危機は予告なくやってくる──企業SNS運用でありがちな落とし穴7つ

「SNSを使ってうちの会社も集客したい」
「でも、SNSトラブルってよく聞くし不安…」

そんなふうに感じているあなたへ。
そのモヤモヤ、放置しておくと本当に危険です。

SNSは企業にとって強力な味方になりますが、
同時に、たった1つの投稿ミスが
“信頼”という積み上げた資産を
一瞬で吹き飛ばすリスクも持ち合わせています。

つまり、SNSはチャンスとトラブルの両面を
常に抱えているメディアなのです。

今回は、企業が気づかず陥りやすい
SNS運用の落とし穴を7つ紹介しながら、
どうすればトラブルを未然に防げるかを解説します。


SNSトラブルの火種は、社内にある?

多くのSNSトラブルは、外部要因ではなく
実は「社内の認識ズレ」から始まっています。

たとえば、担当者の個人的な価値観で
キャンペーン投稿を作成してしまうケース。

あるいは、退職した社員がアカウントの
ログイン情報を持ったままだった…なんてことも。

特にありがちなのが、明確な運用ルールや
ガイドラインがないままSNSを始めてしまい、
「誰が何を投稿するのか」が曖昧な状態になるパターンです。

このような初期設定のミスが、
後々の炎上や信用失墜に直結してしまうのです。


企業SNSで起こりがちな7つの落とし穴

①投稿ガイドラインが存在しない

SNSトラブルの原因として多いのが、
「何を投稿していいか」の基準がない状態です。

ガイドラインがないと、
不適切な表現や誤解を招く投稿が出やすくなります。

②社内で役割分担が曖昧

誰が投稿をチェックするのか?
誤投稿があった場合、誰が責任を持つのか?
このあたりが曖昧な企業は特に危険です。

③緊急時の対応フローが未整備

SNSトラブルは“予期せぬタイミング”で起きます。
だからこそ、「もしも」に備えた
緊急対応マニュアルが不可欠です。

④炎上リスクを軽視している

「うちは注目されてないから大丈夫」
そう思っている企業ほど、
ちょっとしたミスで一気にバズり、炎上します。

⑤過去の投稿を放置している

古い投稿が時代錯誤な内容になっていて、
思わぬところで批判されるケースもあります。

定期的な見直しと、削除判断が必要です。

⑥個人と企業の境界があいまい

企業アカウントと社員個人のアカウントが
混在しているケースでは、誤爆や意図せぬ発言で
信用を失うリスクが高まります。

⑦炎上を恐れて何も投稿できない

「何を言っても炎上しそうだから」と
投稿そのものを止めてしまう企業もありますが、
それでは存在感がなくなり、
逆に顧客との信頼関係を築けません。


SNSトラブルを防ぐために、今日からできること

では、どうすればこのようなSNSトラブルを
未然に防げるのでしょうか。

まず大切なのは、ルールを「明文化」することです。

  • 投稿前のチェック体制を整える
  • NGワードや炎上しやすい表現を社内で共有する
  • ログイン情報やパスワード管理を厳格にする
  • 1ヶ月ごとの投稿計画を立て、ブレをなくす

そして最も重要なのが、
「炎上=拡散されやすい情報」という視点を忘れないこと。

投稿する前に、「この発信は切り取られても誤解を招かないか?」
「誰かを傷つけてしまう可能性はないか?」
と問いかけるクセを、習慣化していくことが
あなたの企業を守る最大の防御策になります。


まとめ:SNSは味方にも敵にもなる

SNSは、企業にとって可能性に満ちた武器です。
ですが、その運用方法を誤れば、
一夜にしてトラブルの渦中に放り込まれてしまいます。

今回紹介した7つの落とし穴は、
どれも他人事ではなく、あなたの会社でも
明日、現実になるかもしれません。

だからこそ、今のうちに備えておきましょう。

SNSトラブルを避けるために必要なのは、
最新ツールでも過剰な警戒でもありません。
「ちょっとした想像力」と「仕組み化」の積み重ねです。

SNSと上手につきあいながら、
あなたの会社の魅力を安心して発信できる環境を
ぜひ整えてくださいね。

企業ロゴ

関連投稿

最初のコメントを残す

CAPTCHA