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採用活動がうまくいかず、社内の空気も重かったあの頃
求人広告にお金をかけても応募が来ない。やっと来たと思ったらミスマッチ。そんな状況が続くと、採用担当としても気持ちが沈みますよね。私もまさにその状態で、毎月の会議では「また採用は進んでいないの?」と聞かれる日々でした。
そこで出会ったのがSNS採用です。今回は、私が実際に取り組んだSNS採用の体験談を通して、応募数が増えただけでなく、社内の雰囲気や社員の意識まで変わったお話をお伝えします。採用で悩んでいるあなたにも、きっと参考になるはずです。
なぜSNS採用を選んだのか
従来の求人媒体は、掲載期間が終われば効果も途切れます。一方、SNS採用は発信した投稿が長く残り、求職者が後から見ても企業の雰囲気を感じ取れます。しかも低コストで始められるため、予算が限られた中小企業にも最適です。
私の体験談では、SNS採用を導入することで「応募数の増加」だけでなく「社内の一体感」という予想外の効果がありました。それが今回お話ししたい大きなポイントです。
SNS採用で実際に行ったこと
1. 社員参加型のコンテンツ作り
投稿は人事だけで作るのではなく、社員にも出演やアイデア出しをお願いしました。例えば、製造部の1日密着動画や、新入社員インタビューなどです。こうした企画を通じて、普段関わらない部署とも自然に交流が生まれました。
2. 発信テーマを明確化
採用目的だけでなく、企業文化や価値観を伝えるためのテーマを3つ設定しました。「働く人の人柄」「仕事のやりがい」「社内イベント」です。この軸があることで投稿の方向性がぶれず、SNS採用の効果が安定して出やすくなりました。
3. 応募導線の最適化
どれだけ魅力的な発信をしても、応募方法が分かりにくければ行動につながりません。プロフィールに求人ページへのリンクを設置し、投稿文にも明確な行動喚起を入れました。
SNS採用がもたらした3つの社内変化
1. 社員の採用意識が高まった
SNS採用に参加した社員は「自分たちの発信で仲間を呼び込んでいる」という実感を持つようになりました。その結果、紹介採用やリファーラル採用の声かけも増えました。
2. 社内コミュニケーションの活性化
部署を越えてコンテンツ作りをする機会が増えたことで、これまで話す機会が少なかったメンバー同士の距離が近づきました。体験談としても、この効果はかなり大きかったです。
3. 企業ブランディングの向上
SNS採用の投稿は、求職者だけでなく顧客や取引先の目にも触れます。そのため、採用活動を通じて企業の魅力が外部にも伝わり、営業活動にもプラスの影響が出ました。
これからSNS採用を始めるあなたへ
SNS採用は、単なる採用手段ではなく、社内の雰囲気や社員の意識を変える力があります。私の体験談からも分かる通り、「採用活動=社外への発信」と捉えるだけでなく、「社内を巻き込むプロジェクト」として考えると成功しやすくなります。
大切なのは、完璧な発信よりも「リアルな姿」を見せること。ちょっとした笑顔や日常のワンシーンが、求職者の心を動かすきっかけになります。ぜひ、あなたの会社でも最初の一歩を踏み出してみてください。
まとめ
SNS採用は、応募数アップだけでなく、社員の意識や社内文化にも良い影響を与えます。私の体験談が示すように、それは中小企業でも十分可能です。小さく始めて、社内を巻き込み、継続して発信する――この3つを押さえれば、あなたの会社もきっと変わります。




